コールスロー | 雑学大典

コールスロー

「コールスロー」という料理があります。料理と言いますか、生野菜サラダ。白っぽいドレッシングが特徴的です。
しかし、その定義やら語源やらが気になり出したわけです。

 「コールスロー・歴史」
 英語の「コールスロー (cole slaw)」という名前は18世紀ごろに
 オランダ語の "koolsalade"(キャベツサラダ) を短縮した
 「コールスラ (koolsla)」から生まれたものだが、1860年ごろ
 までのアメリカ合衆国とイギリスでは誤って "cold slaw"
 (冷たいスロー)と呼ばれており、ホットスローという
 温サラダが作られることもあった。しかし英語の "cole" には
 本来ラテン語から派生したキャベツの意味があり、これはまた
 オランダ語 kool の語源ともなっているが、その後 "cole" の
 意味が復活して英語でも coleslaw と呼ばれるようになった。
 いまではこの "slaw" の部分が独立してひとつの単語のように
 扱われることも多く、キャベツ以外の野菜を用いた「コール」
 スローでない別のスロー (ブロッコリースローなど) も
 知られている。

つまり、キャベツが主役である事がコールスローの定義ですか。白いドレッシングは後づけだったんだ。
もともとは「コールスロー=キャベツサラダ」ですから、本来はキャベツが使ってあればコールスローなんですね。
ただし、

 コールスローの歴史は長く、おそらくは古代ローマの時代から
 食べられてきたと考えられている。しかし近代的なコールスロー
 の人気が高まったのは18世紀になり瓶詰めのマヨネーズが発明
 されてからであった。

ということで、もともと「サラダ」という意味しかなかった「スロー」には、今では「マヨネーズベースのドレッシングを使ったサラダ」という意味が付与されているのでしょう。
個人的には、古代ローマ人が食べていた(恐らくマヨネーズぬきの)キャベツサラダがどんなものだったのか、興味があります。