級数って何だ? | 雑学大典

級数って何だ?

予備校で使っているテキストに「無限等比級数」というものがでてきます。無限に続く数列で、ひとつめ、ふたつめ、みっつめ……と続く数が、すべて前の数に同じ数字をかけて出来ている数列の事です。例えば

 16,8,4,2……

という数列がそうで、ひとつめに1/2をかけるとふたつめが、ふたつめに1/2をかけるとみっつめができます。16,8,4,2……と来ているから、次は「1」になります。その次は「1/2」ですね。さらに次は「1/4」です。

まあ、それはそうとして。
これがテキストには「無限等比級数」と書いてあるので、「無限等比級数だよ」と教えるのですが、「無限」も「等比」も分かるけれど「級数」は分からないんだなぁ。
で、調べてみたら、「級数」というのは無限に続く数列の事らしいんですね。てことは、「級数」はすべて無限なのであり、敢えて「無限」とつける必要は無い。僕が教えていたものは、正しくは「等比級数」で良いらしいんですね。「無限等比級数」では、「関西出身の大阪人」と言うようなもので、なんでやねん、と。

今度から「等比級数」と言うようにします。