ユークリッドってどんな人? | 雑学大典

ユークリッドってどんな人?

僕は主には算数屋をしているわけですが、算数・数学の世界で御大というと、ユークリッドとかピタゴラスとか、いらっしゃるわけです。
ピタゴラスさんは、いろいろ逸話の多い人で、いろんな噂を存じ上げていますが、ユークリッドさんの事は、そういえばほとんど存じ上げておりません。

ここはひとつ、調べてみよう。

 エウクレイデス
 ラテン語名:Euclides,英語名:Euclid(ユークリッド)
  紀元前365年? - 紀元前275年?)は古代ギリシアの
 数学者、天文学者とされる。いわゆる『原論』の著者である。
 ただし、実在を疑う説もある。その説によると、『原論』は
 複数人の共著であり、エウクレイデスは共同筆名とされる。

ありゃ、実在が疑われている。
でも、ウィキペディアの記述は、どちらかといえば実在する前提で書かれている、かな。

 一説によると、アテナイで、プラトンに数学を師事したとも
 いわれ、のちプラトンの死後、彼が創始した哲学学校
 アカデメイアで数学の教師の1人だった時期があると
 見られている。

おっ。ってことはアリストテレスの同僚か。
ちなみにアリストテレスは、有名な哲学者です。
当方遠征で有名なアレクサンドロス大王の、
家庭教師、だったとか、なんとか。

 プロクロスの『ユークリッド原論第1巻注釈』によると、
 “プトレマイオス1世が彼に「幾何学を学ぶのに『原論』よりも
 近道はないか?」と聞いたところ、彼は「幾何学に王道なし」
 と答えた”とされている。

おお、「学問に王道無し」の元祖ですか!!

ちなみに、プトレマイオス1世はアレクサンドロスの腹心で
アレクサンドロスの死後に彼の帝国を三分したうちの1人。
その遠い子孫が、女王クレオパトラ。