帽子かハゲか、ザビエル論争 | 雑学大典

帽子かハゲか、ザビエル論争

小説の登場人物が、ベレー帽をかぶっていたんですが。
「ベレーって、語源は何だ?」
気になったので、いつもの百科事典で調べました。

 フェルトやビロードなど柔らかい素材を用いた縁なし帽。
 頭にぴったりするよう、
 かぶり口の裏に革や布テープがついている。
 イタリアで丸い布の縁を、
 紐などで縮めて頭にあわせかぶったのが最初といわれるが、
 カトリック僧の堅い帽子birettaが原型とも考えられる。
 中世に僧侶や兵士がかぶった小型の帽子バレットbarretや、
 14世紀の縁なし帽バレットbarret, barretteから変化した語。
 一般に普及しているのは、フランスとスペインの間にある
 バスク地方の農民がかぶったバスクベレーである。
 また軍帽のキャップ型のものをいうときもある。
 〈浦上信子〉

じゃあbirettaや
barret、barretteの語源は何なんですかね。
帽子の名前を帽子の名前で説明されても、
ちょっと、欲求不満が残ります。

それはそうと、
キリスト教の風俗とかって、意外と知らないんですよね。
歴史の教科書なんかで、見ることは多いのに。
やっぱり、いちばん気になるのは、
「ザビエルの頭」じゃないですか(笑)

これは私の知識ですが、あれは剃髪です。
カトリックにも、頭頂部だけ髪を剃る習慣があるんですね。
英単語も、ちゃんとあります。

 tonsure(タンシャー)
 〔キリスト教〕(聖職者になるための)剃髪,トンスラ,剃髪式.
 (ジーニアス英和・和英辞典 大修館 引用者が多少編集)

それを指す単語がある、というのは、
その言葉が表すものが、
文化の一部として定着していることの、
ひとつの指標だと思います。

あ、関係ないですが、ハゲは良いですよ。
一度やったことがあるんですが……とにかく楽です。
前髪が邪魔になることもなく、夏には涼しいですし、
風呂に入っても、石鹸でくりっと撫でて、
タオルでポンポンと拭けば、ケア完了。
高いシャンプーもドライヤーもいらない。
ただし周囲から引かれますけど。
顔が淡白な人は、ハゲで決まりだと思います。

人気Blogランキング